■ロワール河を河口に位置するナント市から約400KMさかのぼっていくと、 この地方で有名な辛口白ワイン『プイィ・フュメ』の対岸に、 ここで紹介しているアペラシオン『サンセール』があります。
標高が160〜260Mと高く、上部の粘土質石灰土壌ではそれに向く白品種である「ソーヴィニヨン・ブラン」を植え、 下部の標高が低い所は、土壌に白ワインにむく石灰分が少なくなるので、赤・ロゼ用品種であるピノ・ノワールが植えられています。
栽培している割合としては、約8割が白ワインなのです。
ですから今回のご紹介は、代表的な白ワインのみになります。
この産地の最良の造り手とされている「ルシアン・クロシェ家」。
やや濃い目のストローイエローの色調をした、爽やかな柑橘系の香りの奥に ほんの僅か甘い蜜の香りを感じる事が出来ます。
色調どうり、味わいいい意味でクリーン。
鋭い酸ではなく、全体が洗練されていて素晴らしいバランスを醸し出しています。
欠点らしい欠点がなく、白ワインが好きな方にとっては、ちょっと贅沢な最高のデイリー?ワインになるのではないでしょうか? 和食全般にあいそうな品のあるワインです。
楽天で購入3,300円(税込み)